156センチの視線

『種まく人』

先週の日曜日の6日は、わたしの70回目の誕生日でした。「古希」などという言葉は他人事でしかありませんでした。「古来希(こらいまれ)」なる年月を重ねた年として祝われたのですが、希どころか、「ゴロゴロ」しているのが実情です。何と、0〜9,10〜19,20〜29、30〜39歳の人口分布よりも多いのです。客観的事実を知り、日本のこれからを考えました。皆に「おめでとう」を言われる中、「新たなる出発」をと思いを新たにしました。「歳を重ねるだけで人は老いない。理想を失う時 はじめて人は老いる〜」(サミュエル・ウルマン)ことを心に刻みつつ。。
 
 浪岡教会の学びを通し、弘前教会の牧師であられた藤田恒男先生と新たな出会いの時を与えられました。『種まく人』ー藤田夫妻の記念文集ー、を今一度手にし、大きな感動と聖霊の息吹に触れることができました。藤田先生の最後の年の受洗者であり、伝道開始をするため弘前に来て先生の在弘中、目の御不自由な先生の為に毎週聖書を読ませていただいた41年前を思い出し、新しい力を与えられています。。青森、大館、藤崎、福島、そして弘前で30年。弘前には敗戦の3年前に着任。戦時下で良き戦いを戦い抜かれました。そして大鰐も、浪岡も、目の不自由な藤田先生の開拓によるものでした。ハンセン病者の伝道も。授洗者1000人。信仰の巨人との新たな出会いに感謝しました。