宣教

「生ける神の力」

マタイ22:23〜33
 死後、私たちはどうなるのか。これは、人類の永遠のテーマであろうと思います。ユダヤ教にサドカイ派という死者の復活を受け入れない人たちがいました。今と同様に、死者が復活するなどという話は、にわかに信じがたいものなのです。
 サドカイ派の人々は、主イエスに復活はない、と認めさせるべく、知恵を絞って問いかけます。復活など馬鹿げた話ではないか?しかし、主は言われました。「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、思い違いをしている。」
 サドカイ派の人々をはじめ、多くの人々は、この地上の人生の延長線上に永遠の命があると考えていました。例えば、復活の時、障害をもった人は障害をもった状態で蘇ると。しかし、主は言われます。「思い違いをしている」
 私達に与えられた福音は、その信じ難いことを悔い改めて信じる時、全く新しい世界への扉が開き、「もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない」(黙示録21:4)時を迎えるのです。主の復活が歴史的事実となった以上、私たちにも同様に勝利が約束されているのです。