宣教

「天を地にもたらす人」

マタイ6:10
 主イエスは神と等しい身分でありながら、完全に人として来られました。神が人となるという、その制約の中で生きられたことが、私たちのためであった、と聖書は告げます。「罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われた」(ヘブライ4:15)方は、人がご自身と同じく天国の喜びと奇蹟を地上にもたらすことができることを示されました。私たちが聖霊に満たされる時、「主と同じ姿に造りかえられ」(IIコリント3:18)、神の子として、朽ちることのない天の宝の相続人となり(エフェソ1:11)、その力を地上に解き放つことができるのです。主はいつも、不足のない天国をそこに見ていました。たとえそれが十字架の上であっても、です。その姿が天国を地上にもたらし、隣人を根底から造りかえ、真のパラダイスに導くのです。(ルカ23:39−43)
 教会の歩みも新しい時を迎えています。この春、新たな歩みを始めた方々もいます。それぞれに与えられた場所で、どんな時も天に目を向けることを通して、その場所に天国の風景を描いてまいりましょう。そのための力は、私たちの内側ではなく、主なる神から来るのです。