156センチの視線
「自由帳」
初めて弘前西教会にやってきたのは2009年の8月25日でした。石川先生からのメールに「妻のほうがインパクトが強いです」と書いてあったので、お会いするのを楽しみにしていました。その日、牧師館にお招きいただき、初見では外国人だと思った康先生の美味しい手料理をいただきながら、楽しいひと時を過ごさせていただきました。明け方、康先生が祈りをもって秘密裏に行動を開始しました。ハワイに住む、洗礼を受けたばかりの長女に電話をかけて、「牧師の妻になるのはどう?」と直球で問うたのです。母親の祈りとは凄いものです。こうして今があることに感謝です。
青森を去る日、空港には石川先生ご夫妻の姿がありました。一人の学生のために、わざわざお忙しい中、時間を割いてくださる謙遜さに触れ、京都に戻りました。その日、石川先生のメールには次のように書かれていました。「一緒に神様のご用にあたることができたら、と思っています。」
今日、私は弘前西教会の主任牧師になりました。初めて津軽に遣わされてから、今年で7年になろうとしています。この期間、神様はご自身が生きて働かれる姿を鮮明に現してくださいました。多くの人がいいます。「神は見えない」でも、私ははっきりと宣言します。「神は見えます。私の周りで起きた出来事がそれを証明しています」と。 牛山