156センチの視線

7月10日「切り捨てる勇気」

 久しぶりに待望の雨が降り、土が生気を取り戻し、心が躍りました。かつて経験したことのない思いが心に広がる浪岡での生活です。朝起きてわたしたちがする最初の行動は、窓を開けて畑と花壇を見ながら、神様の愛の備えに感謝することです。
 畑と花壇に思いもかけない投資をしています。本格的な薬剤噴霧器に始まり、鍬、レーキ二本、鎌、移植ベラ、畑起こし、大小様々の支柱数十本、肥料、培養土各種、黒土四トン、栽培用ネット、栽培用ビニール一巻き、敷石五〇枚、レンガ、苗三〇本、種十種類~。加えて花の苗数十本…。畑や園芸用品の専門店に行くと、ものすごい量の耕作機械が目に飛び込んできます。どれも必要に見え欲しくなります。
 というわけで、時間をつくっては畑と花壇~特に妻は大活躍です。サラがそれを見守っています。土を通して、たくさんの人やものに支えられていることの現実を肌で感じることができ感謝しています。かつてなかった多角的角度から多くの学びをいただいています。今日まで、どんなに多くの方々に支えられてきたかに気づく感謝と恵みの時の中です。
 人生と信仰の再出発にまたとない祝福の時を与えられ感謝しています。剪定を通し、切り落とすことの大切さを教えられています。イエス様の「ぶどうの木」の譬えが身に沁みます。切り捨てる勇気の必要を教えられ、日々己を吟味しつつ。感謝無尽!