宣教

7月31日「愛がもたらす変化」

 申命記31:6 ヨハネ16:25~33
 一人の人の不安は、隣の人の不安を煽り、互いに不安を増長することがあります。その時、そこに一人だけ、怯えていない人がいるとすれば、どうなるでしょうか。
 イエス・キリストのいる場所は、すべて天国のようでした。なぜなら、そこには神のもたらす全き平安があったからです。しかし、主は「わたしに付いてくれば問題に遭わない」とはおっしゃいませんでした。事実、主ご自身ほど大きな問題に次々と直面した方はいません。それにも関わらず、主はいつも平安の中にありました。平安とは、嵐のない湖を見つけることではありません。その舟に主が同乗していることに目を向けることなのです。
 人々を成長させ、最高の状態に引き上げるのは、快適な環境ではなく、神の臨在を体験することにあります。聖書は多くの登場人物によって、そのパターンを提示していますが、その最高潮が主イエスの生涯です。
 キリストの与える平安は、人をつくりかえる力があります。誰でも人間ですから、心配はします。でも、「完全な愛は恐れを締め出す」と聖書にあるように、キリストの愛こそ、恐れを締め出す力なのです。