宣教

9月11日「生くるも、死ぬるも」

 詩篇31:17(口語訳) ヨハネ14:1
 「今、この時」は永遠の中に含まれています。このことは何という祝福でしょうか。ありとあらゆる事柄も、永遠の中にあることを知るとき、驚きに出会います。人生は一種類の経験で成り立ってはいません。そんな中に「涙」があります。「日照り続きは砂漠をつくる」という言葉があるそうです。わたしたちの全ての時が、永遠の御手の中であることは何という幸いでしょう。
 『ハイデルベルグ信仰問答』の問1に「生きている時も、死ぬ時も、あなたの唯一の慰めはなんですか。」の答えは、「わたしが、身も魂も、生きている時も、死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストのものであるということです」と、わたしたちの信仰のよりどころを明らかにしています。生も、死も、恐れる必要はありません。わたしたちはイエス様の贖いと復活の命に生きているのです。わたしたちが生きていても死んでも、わたしたちはいつも御手の中にあるのです。「わたしの時」は、十字架と復活により担保されていて、永遠の今の中です。神のものとされ、この福音を託されているわたしたちがいます。