宣教

9月25日「もう、泣かなくても良い」

ルカ7:11〜17
 主イエスの一行は一人の母親の息子の棺が担ぎ出されるところに出会った。
 主は深く憐れまれ、母親に「もう泣かなくても良い」と言い、「若者よ、起きなさい」と棺に手を触れた。すると死人は起き上がった。
 ー憐れまれーここに主の激しい激情がある。痛みを以て共感され、ルカでは「断腸の思い」と記されている。ラザロが死んで、マルタとマリアが泣いていた時も憤られた。「私は復活であり命である。私を信じる者は死んでも生きる。あなたはこれを信じるか?」と言われた。私がここにいるのに何たることか!いつまで死の力に支配されるのか!」この主の憤りが死から命へと奇跡を起こすのである。
 「主よ、あなたが神の子メシアです」この信仰告白へと私たちは導かれる。十字架と復活においてすでに勝利されたイエスがここにおられるのだから、信じる者に悲しみはない。「死が死んだ」のだ。この事実を喜びたい。