156センチの視線

2月5日「イエスのように」

月曜日、電話が鳴って受話器を持ち上げると、私が幼少時から牧師になるようにと祈り続けていた清水広子さんからでした。今も変わらず、毎日祈り続けてくれていることを教えてくれました。彼女の今の祈りは、「敬ちゃんが日本のビリー・グラハムになることを真剣に祈っているのよ。」ということです。そして、天に帰られたご主人の書棚を片付けていたら、「ビリー・グラハムの素顔」という本を発見したので、ぜひ読んでみてほしいと言うのです。数日前、その本が届きました。足が悪く、坐骨神経症もあって、家の中でも杖をつくほど弱っている清水さんが、普通の人が歩いて10分もかかる場所に出向いて送ってくれたのです。
 本をめくってみると、キリストのためにすべてを献げた大伝道者の優しい眼差しが飛び込んできました。食い入るように読み終えて、感動で涙がこぼれました。「こんなに素晴らしい方と同じ仕事をしているなんて。」もっともっと福音を伝えたい。そんな熱い思いがこみ上げてきました。
 自分を乗せたタクシーの運転手に、「私の集会に必ず来るように」と告げたビリー・グラハムに運転手が言いました。「何十年も、私に興味を持った人なんていなかった。必ず行きます。」
 ビリー・グラハムのようになる、ということは、イエスのようになるということと同じだと感じました。