156センチの視線
3月19日「違って当然」
先週の木曜日、帰宅するとテーブルの上に「おもいで」と大きく書かれた画用紙が置かれていました。かえなちゃんが一年間の間に書いた絵が、4月から順番に束ねられていて、その成長を見ることができました。
子どもの成長速度はあまりにも早く、本当に驚かされます。毎日、毎瞬間、やりたいことで溢れています。動き回り、話し続け、全身全霊をもって生きている姿は、私たち親を元気にしてくれます。ある教育者が幼稚園を訪れて、子どもたちに聞きました。「この中で、自分が天才だと思う人はいますか?」すると、全員が手を上げました。その教育者が小学校に行って同じ質問をしました。すると、ほんの数人が手を上げて、あとの人たちは苦笑いをしていました。高校に行って同じ質問をしてみると、もはや誰も手を上げませんでした。
「16歳まではみんなと同じであることを求める」と大学の倫理学で学びました。もし「人と同じ」よりも「違って当然」という環境を生きていたなら、その人の見る世界は違って見えるだろうと思います。違いを認めてくださった主イエスを信じる共同体で育てられていく子どもたちの未来は、たとえ世界が暗くても、明るく輝いていくものと信じています。