宣教

3月19日「回復へのステップ」

創世記50:20 ヨハネ9:1〜3
 問題や課題がある人たちに対して、人はその原因を探ろうと過去を振り返ります。しかし、主イエスは、いつもその人の未来に目を注いでおられました。一人の盲人が主に出会い、癒される記事の中で、人のあり方と救い主のあり方が対比されています。
 当時の社会的権威が元盲人の両親を呼び出して問いただすと、生まれつき目が見えなかったことは認めますが、権威に歯向かって社会から排除されることを恐れ、「もう大人ですから、自分のことは自分で話すでしょう」と口をつぐみました。しかし、これが人を真の自立へと向かわせることになったのです。神は悪を善に変えることのできる方だと聖書は宣言しています。ですから、原因が何であろうと、その人がイエス・キリストを自分自身の救い主と信じていくならば、その人の未来は見えないものが見えるように変えられていくのです。大切なのは、今です。
 主イエスを信じた元盲人は、たった一人で社会的権威に立ち向かいます。彼は主に出会い、肉体の回復よりもはるかに価値のあるもの。神に従い、誇り高く生きる、真の人間性を取り戻していくのです。