156センチの視線

4月23日「選ばれた者として」

 金曜日の朝、東奥義塾の礼拝で説教をする日々が始まりました。礼拝の前、塾長と宗教主事、奏楽者、私の四人で祈って礼拝堂に入ります。今年度は、この四人が全員クリスチャンになりました。私は金曜日の朝が今まで以上に楽しみになりました。
 いよいよ新学期も始まって、昨年同様に二年生を受け持つことになりました。新しい顔ぶれを見ながら、早くみなさんのことを覚えたいと願うばかりです。週一回だけの関わりなので、顔と名前が一致するまでに時間がかかりますが、一年後にはきっとすべての生徒のことを覚えているでしょう。
 授業の合間に廊下を歩いていると、「先生」と声をかけて下さる昨年度の生徒たちがいます。また、先生方も声をかけてくださいます。主は義塾で関係づくりをするようにと私のような者を選んでくださいました。地域に素晴らしい牧者がたくさんいる中で、本当に光栄な事です。行きたいと願いながらも、義塾や聖愛、高校生に関わるチャンスのない牧者や兄弟姉妹の熱い祈りを感じています。
 毎回、塾長が私を励まし、期待してくれています。生徒たちに、先生方に、主の愛を伝えたい。共に祈りながら歩めることを感謝し、小さなお手伝いができること、誇りに思います。