宣教
6月11日「新しい秤―新しき時を生きるために」
エレミヤ32:39 ヨハネ14:25〜31
十字架、復活、約束、昇天 ― 何という慌ただしさ、何という驚き。十字架の出来事(過ぎ越しの祭り)から50日、弟子たちの心は、あまりの目まぐるしさに翻弄されていたことでしょう。復活の主と出会い、約束の時を待ちつつも、彼らの心は不安で満ちていました。にもかかわらず、常に主は真実であられます。「一つの心、一つの道」を与えるのが御心であり、ご計画であるからには実現しないはずがありません。
ペンテコステは神の救いの新しい展開です。キリストを抹殺した人間の罪は、「罪の赦し」という驚くべき神の愛を前進させるものとなりました。そして、あの愚かな弟子たちによって御国は前進していきます。この世の力や価値観とは全く異なる新しい秤を与えられた聖霊による世界の創造です。「息子や娘は予言し老人は夢、若者は幻、奴隷にも主の霊」(ヨエル3:1.2)が与えられたのです。「主の十字架を信じるすべての者よ、おのが武器、おのが秤を捨て、約束の聖霊の導きに歩め!」と。呼びかけられているわたしたちです。「水がぶどう酒に代わる」新しい陽気さである神の希望、喜びを歌う時が訪れ、教会が誕生しました。「聖霊の約束信じるただ人の喜び分かついのちの歌を」