156センチの視線

6月11日「約束の聖霊」

 ペンテコステ(聖霊降臨日)について、聖霊について考え、聖霊に、わたしも教会も満たされるように祈る日々です。先週の礼拝前に、礼拝堂で使徒言行録を読み、祈りました。今日の教会と我々クリスチャンに決定的に欠けているのは、聖霊の正しい知識と、聖霊への「信仰の今」です。
 聖霊は、人間業ではない神の偉大な出来事により証明されるように考えがちです。が、それは違います。聖書は、「聖霊によらなければだれも『イエスは主である』とはいえない」(Ⅰコリ12:3)と言い、「霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」(ガラ5:22~)とあります。あの、十字架と復活によりもたらされた「キリストの霊」であり、わたしたちすべてに、この「霊」が与えられているのです。
 「わたには、教会には聖霊が与えられている!」のです。ここに信仰の原点があります。すべてが与えられているのに、何も持っていないかのように、「知識の実」をとって食べるアダムとエバの轍を踏んではなりません。今日的には、「憲法に何かを加える」ことではなく、今ここにある祝福を溢れるばかりに感謝することです。この素晴らしい信仰を感謝することから全てが始まります。「聖霊をいただいている」教会、わたしたちです。