156センチの視線

10月8日 星野富弘「立っていても 倒れても そこはあなたの手のひら」

先週の4日(水)は中秋の名月の日でした。残念ながら、この時候の「秋の空」のもと、「〇心と秋の空」(実は、室町時代の狂言に、「男心と秋の空は一夜に七度変わる」というセリフがあるそうな)の言葉通りで、変わりゆく天気の中で名月を見ることはできませんでした。
おまけに、しばらく見ることのなかった「雹」まで降り、少学校の校舎、一人ぽっちの放送室と割れたガラス、雹が敷き詰められた校庭…が脳裏に浮かび幼い頃の自分と出会いました。
そんな中、「月落ちて天を離れず」の言葉と出会い、星野富弘さんの「立っていても 倒れても そこはあなたの手のひら」の詩を思い出しました。アウシュビッツのガス室の壁に刻まれた〝I believe in the sun even when it is not shining. I believe in love even when I cannot feel it. I believe in God even when He is silent.”の言葉をも。
「わたしの時は あなたの御手の中にあります。」(詩編31:15口語訳)の御言葉が思い浮び慰められました。視界から消え失せても月は天から離れないように、どんな状況の中にも、御手の内にあるわたしたち、神が沈黙しているように思える時も、神の愛の中なるわたしたちです。感謝!