宣教

1月7日「本当に大切なこと」

詩篇19:2 ルカ10:38〜42
 聖書は神がいるのかいないのか、存在を証明するために書かれていません。神が語っているかどうかについても同様です。つまり、私たちに問われているのは「神が語っているか」ではなく、人が「神に耳を傾けているか」ということなのです。
 マルタとマリアの正確は対照的です。これは、姉妹であっても人それぞれ特徴があるということ以上に、人生で「必要なことはただひとつ」であり、その必要なことを選び取って生きる人とそうでない人との対比を描いているのです。
 満足しない文化の中で生かされている人々は、神との関係や、祈りの本質さえも変化させてしまいました。その姿は、さながら赤子のようだと聖書は語ります。赤子は感謝しません。必要であれば泣き、当然のように受け、存在そのもので親に喜ばれます。しかし、いつか乳離する時がやってきます。それは大変な苦労を伴いますが、親子の関係をより成熟したものにしていきます。
 神の言葉を聞く生活は、すなわち従う人の生活です。その人の人生にご自身を現すと主イエスは約束されました。必要なのは、「聞く」こと。ただひとつです。