宣教

3月25日「誰も知らなかった計画」

 士師記6:11〜18 ローマ8:31〜32
 収穫期のイスラエルに毎度お馴染みの不安が漂っていました。いつ何時、ミディアン人たちが襲いかかってくるか知れないからです。彼らはすべてを食い尽くす「いなご」のように、いつもこの地を蹂躙するのです。今、イスラエルの人々の叫びは神に届き、救いの計画にピッタリの人物が選ばれました。しかし、その人物は誰よりも恐怖心が強く、弱々しいので、一見不向きと思われる、ギデオンその人でした。
 神は私たちが自分を見るようには見ず、または人々が私たちを評価するように評価しません。神にとって、私たちは生まれる前から神の計画と愛の中にあり、どんな歩みによって過去を積み重ねてきたか、一切問題になりません。神は私たちの味方なのです。しかし、私たちを一般的、平均的という一見聞こえの良い方向に留めようとし、神の計画に歩ませないようにするための言い訳は無数に転がっています。身近な人の妬みもあるかもしれません。事実、主イエスも人々の妬みのために十字架につけられました。
 神の計画を歩む時、まず私たちがどんな存在であるかを知ることは大事なことです。そして、主はあなたを「勇者だ」と宣言されています。あなたの中にある神の計画があなたをそうするのです。