宣教

8月12日「8月6・9・15に応えて」

ホセア10:12  エフェソ2:14~17
 「八月や 六日九日 十五日」という言葉を聞いたことがあると思います。勿論、広島、長崎への原爆投下と敗戦記念の日です。平和を考えるために与えられたこの時を忘れてはなりません。あれほどの悲惨さを味わいながら「いつか来た道」を繰り返す人間の愚かしさを噛みしめながら、自分の内にある「敵意」という争いの種に向かい合います。
「日本国憲法」―平和憲法―という歴史的な遺産に気付きます。平和は言葉で表現できないほどの代価を払って勝ち取りました。それが踏みにじられています。そのような中で「実に、キリストはわたしたちの平和である」と聖書は宣言します。敵対する一方を消滅することで、平和は実現しません。
 「恵みの業をもたらす種を蒔け。愛の実りを刈り入れよ。新しい土地を耕せ。主を求める時が来た」のです。 良い土地とは、石ころを、草を取り除くことなしには生まれません。また、良い土地ほど草も生えやすいのです。
「種を蒔け十字架の愛を今ここに 隔ての壁をこぼつそのため」平和は、このわたしから始まる神の出来事です。「平和を実現する人は幸いです~」