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11月18日「教会に行ってみようかな。」

一ヶ月に一回の刑務所訪問で、今月も教誨師の働きに行ってまいりました。先月は受講者三人のうち同時に二人が出所され、お一人と向き合うことになるのだろうと向かってみると、新しい方々が増えていました。
 今回も人生の歩みと救われた証をしました。みなさんは時々笑ったり、質問したりしてくださって、終始楽しい時間を過ごすことができました。自分もクラブで遊んでいた、幼少期の環境が似ている、などのご意見もあって、みなさんと親しくなれた気がしました。
 来月で出所される方が言いました。「先生、俺は先生のように救われた人の話が聞きたいんだけど、そんな俺でも教会に行っていいのかな?」私は答えました。「もちろんです。でも、気をつけてください。みなさんが経験してこられたことを悪く言う人たちは残念ながら教会の中にもいるかも知れません。でも、人につまずかないでください。神様はみなさんをどう思っておられるか。それだけに集中してください。そして、神様が与えてくださっている、幸せになる権利を行使してください。」
 「教会に行ってみようかな。」教誨師として奉仕するようになってから4回目にして、はじめて聞いた嬉しい声でした。
 自らの罪を自覚し、助けが必要であることを認め、救い主に会いに行こうとする人が起こされています。