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2月3日「神の愛と開放」

東奥義塾の聖書の授業は、出エジプト記のイスラエルの民のエジプト脱出を学んでいます。
 生徒たちと聖書の御言葉を紐解くと、見えなかったものに気付かされます。例えば、神がモーセに命じたことは難しかったか、簡単だったかということです。杖を投げること、手を上げること、民を去らせよ、と言うことです。どれもモーセには簡単なことです。でも、モーセはやりたくなかった。やりたくない理由がたくさんあったのです。しかし、それでもなお、「あなたとと共にいる」という御言葉に励まされて旅立ち、信仰が成長していく過程を共に見てきました。
 学びの中で「プリンス・オブ・エジプト」という映画を見ました。今では非常に有名な制作会社となったドリーム・ワークスのアニメ作品です。ホイットニー・ヒューストンとマライア・キャリーの歌う「When you believe」は主題歌として大ヒットしました。
 物語が佳境に入り、虐げられていた人々がエジプトを出ていく姿を背景に、「奇跡は起こる。信じるなら〜」と、主題歌が流れます。教室を見渡すと、ハンカチを手にし、涙を流して見入っている生徒もいました。
 神の愛と解放の物語は世代を超えて、すべての人の心に訴えかける普遍的なものだと感じました。生徒たちが人生の嵐の中で「出エジプト」を必要とするとき、流した涙を思い出してくれることを信じています。