宣教

6月2日「一つの体として」

申命記10:11〜12 エフェソ4:1~6
 美しい万緑に包まれ、サラの散歩をしていると、「新しい酒は新しい革袋に」(マタイ9:17)のみ言葉が心に浮かび、新しい霊に満たされ、柔軟に生きることの大切さに気づかされます。ペンテコステの前の一週間は「アジアエキュメニカル週間」として、一つなる教会を考える時となっています。
 2001年には、世界には約238カ国33000教派があり、毎年、約300の教派が増え続けていると言われます。聖書には、「霊による一致を保つように…体は一つ、霊は一つ、一つの希望、主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、父である神は唯一」とあります。
 教会は、一つを生きる神の民なのです。そのことを一番忘れているのは、他ならぬ教会ではないでしょうか。わたしたちは翻って、「初めの愛」に立ち帰ることが求められています。
 今一度、わたしたちは一致を求めて立ち上がる時です。己の真実なる信仰という「正義」のために分裂を容認することを「是」としてはなりません。
 「実にキリストはわたしたちの平和、二つのものを一つにし、敵意という壁を…」であるからです。今こそ、「キリストにおいて一つの体」を生きる教会として歩むことが求められています。「キリストの体」十字架―復活を生きるために。「今」がその時です。