宣教

2月16日「祈りの力を解放する」

 マルコ11:22〜25
 主イエスは私たちに祈り方を教えてくれていますが、絶えず祈ることを求めておられるのがよく分かります。しかし、もしも祈ることが「お願い」だけであったなら、祈りのノートが何冊あればいいのでしょうか!それは大変に困難なことです。
 主は絶えず祈ること、つまり日常生活を送る中で、祈るということはどういうことかを教えていますが、「祈る前から必要をご存知だ」と仰っているように、私たちが願いを長々と述べることを求めていないことが分かります。では、主はどのように祈れば良いというのでしょうか?
 ここで、例として山を動かすほどの力が、祈りにあることを教えています。ただし、祈る前に主が命じているのは、「神を信じなさい」という一点のみです。わざわざそのようなことを仰るのは、それこそが、祈りの力を解放するための鍵だからです。
 そして、「少しも疑わず、自分の言うとおりになる」ことを信じるように教えています。とすれば、私たちの祈りはどのように変化するでしょうか。それは、「願い」ではなく、「宣言」になっていくはずです。
 神の力強さとその十字架の愛、復活の希望に根ざした信仰を宣言して歩むこと。それが祈りです。