156センチの視線

5月31日「弱みが強み」

 先週の夜の祈祷会で、二人の方と共に、それぞれが神と出会った体験を分かち合いました。
 これまでの人生の中で、様々な体験を通して神はご自身を現しておられたのです。そのことに気づくことができたのは、単にその方々が霊的に優れていたからとか、誰よりも努力したからではないことが確認されました。一つ確かなのは、いずれの出会いも、自分の力ではどうにもならないような局面であったということだけです。
 その日、いつもの祈祷会とは全く違う内容になりました。私がロス・アンジェルスの信仰の友、牧子さんとの出会いを証ししたのをきっかけに、聖霊の導きに従ってお二人も証をしてくださったのです。聖霊がもたらす涙とともに、主は生きておられる、という感動で胸が一杯になりました。
 証というと、素晴らしい話ばかりがフォーカスされがちですが、こと私に限って言えば、キリストに従おうとして、従えなかった失敗談のほうが多いのが事実です。しかし、他の方々の真実な証を伺って、失敗した体験談の中にこそ、その弱さにこそ、真にキリストの姿が映し出されるような気がしました。
 弱さがあって良かった。そう思える時間でした。