宣教

8月16日「more of the same」

エフェソ2:8〜10
 神が私たちに教えてくださった幸せへの道。それがキリストの教えに従うことです。しかし、喜び、愛、寛容、親切、善意…といった聖霊のもたらす実のりを知りながら、すぐにムッとなったり、嫌になったりしませんか。そんな時、「もっと頑張らなきゃ」と思うものです。
 「more」とは「もっと」、「same」とは「同じこと」です。つまり、「more of the same」とは「同じことをもっと」という意味になります。この言葉は、クリスチャンが陥りやすい傾向を示しているものです。難しい状況になった時、「もっと愛を」「もっと祈りを」と、それまでと同じことを熱心に取り組むことで解決できると信じるパターンです。
 このパターンは良いことのように見受けられますが、実は多くの善意の人々が行き詰まりや失望を覚えるきっかけになるものでもあるのです。
 主なる神が人となったのは識別と選択の結果でした。救い主イエス・キリストが十字架におかかりになったのも、識別と選択の結果でした。そして、その方は「新しいことをする」「日々新にする」方でもあるのです。さあ、あなたは何を識別し、何を選択しますか?