宣教

11月29日「疑いの中で」

詩篇27:1〜14
 聖書の約束が実現しないことを不安に思うことがありませんか?御言葉の通りにならないような気がして、神に対する疑いでいっぱいになりませんか?一生懸命に聖書の御言葉を読み漁れども、答えが与えられない時はありませんか?そんな気持ちになるのは、世界であなたがはじめてではありません。
 ダビデ王は敵に命を狙われ、逃亡中の身でした。神の答えはなく、御言葉の約束は破られているように思われるそんな時、彼の反応はどうだったのでしょうか。驚くべきことに、それは神を賛美することでした。
 もちろん、不安な気持ちがなかったわけではありません。彼の叫びが響き渡る言葉の数々は、どれほどの恐怖と疑いが襲いかかってきたか、容易に想像できます。しかし、彼は神への賛美をやめることがありませんでした。
 これは、やがて来る救い主の姿と重なります。不信仰と痛み、悲しみが拡がる世界に救い主イエスが来た時、その姿はどうだったのでしょうか。
 あの十字架の上、口汚く罵る敵、命が燃え尽きる間際にあってなお、主は神を賛美することを止めることはありませんでした。それは、希望に満ちた待ち望む人の姿勢そのものだったのです。