宣教

2月28日「土台となる岩」

マタイ7:24〜29
 主イエスは山の上で群衆に向かって日々の生活について教えました。天国の価値観、祈り、赦し、など様々なことを権威を持って語られたのです。これは、人々を驚かせるものでした。
 最後に、主は来たる困難に対する備えについて話されました。これは、砂上の楼閣という慣用句の原点となった箇所です。そこで主は、砂の上に家を建てた人の愚かさと、岩の上に家を建てた人の賢さを強調しました。
 私たちは緊急事態に陥った時のことを考えて、懐中電灯などを用意しておくでしょう。光があれば、暗闇でも行動できるからです。その他にも、災害時に役立つものを予め準備するのと同様に、主は人生の嵐がやってくる時に備えるように教えているのです。では、問題課題がやってくる時、私たちは何を備えておく必要があるでしょう。
 主は「わたしの言葉を聞いて行う者」は賢いとおっしゃいます。聖書にある主の御言葉に対する信頼が、人生における最大の嵐である死に対する備えとなります。その人は「岩」の上に家を建てた人だというのです。では、「岩」とは何でしょうか。
 使徒ペトロが、人類史上初めて口にした言葉。これが、「岩」です。