宣教

5月2日「主の祈り 前編」

マタイ6:9〜13
 主の祈りは、知っている方々にとっては暗記してしまったお題目のように感じるかもしれませんが、実は、主イエスが与えてくださった信仰生活の深みへの招待状なのです。
 主の祈りは、「御名があがめられますように。」という言葉で始まります。御名をあがめるのは誰でしょうか。そうです。人類です。では、全人類が主の御名をあがめることになれば、どのようなことが考えられるでしょうか。すべての民が主をあがめる。それは神の国の実現です。「悲しみも涙もない」と黙示録にあるように、神の国が完成することを願うことから祈りが始まるのです。
 次に、「御国がきますように。」あなたは今すぐに御国がきてほしいと本気で願っているでしょうか。もし、主が今来られたなら、あなたが未来に予定していた計画は全てキャンセルになります。あんなこと、こんなこと、楽しいことも、期待していたことも、全てが消え去ります。そう聞くと、まだ御国が来ませんように、と祈りたくなりませんか?
 大丈夫です。あなたが考える以上に素晴らしいご計画をもった方が、あんなこと、こんなことを計画されているのです。