宣教

8月29日「十字架を負って」

ルカ14:25〜33
 今、主イエスが再び来られ、彼の国が実現する。と言われ、私たちは素直に喜べるでしょうか。
 神の国が実現するとなれば、この地上に置いてこなければならないものがたくさんあるはずです。中には、大切にしてきたものだってあるかもしれません。それを天国に持っていくことはできないかもしれません。すべてを捨てていかなければならないと言われた時、どう感じるかは、私たちがどれほどこの世界に執着しているかを測るものさしです。
 主イエスは、「自分の持ち物を一切捨てないならば、あなたがたは誰ひとりとしてわたしの弟子ではありえない。」と厳しく教えました。このような言葉は私たちを混乱させます。お金がなかったら、家族がいなかったら、友人がいなかったら、あれがなければ、これがなければ、と。もちろん、あなたがそう思っていることを主はよくご存知です。その上で、それらを捨ててみることを命じるのです。
 あなたはそのような大切なものを捨てた経験があるでしょうか。その先にあるのは、捨てた人にしか分からない領域です。
 神の御子、主イエスは一体、何を捨てた方だったのでしょうか。その先には何があったのでしょうか。