宣教

10月31日「因果応報を超えて」

 先週の祈祷会では、「神様にお会いしたら、どんなことを聞いてみたいですか?」という質問に答えていただきました。「再臨はいつなのか」「先に召された方々は今どうしているのか」「自然災害はどうして起こるのか」「出産する前に召された命はどうなるのか」ほかにも様々な疑問が挙げられました。聖書があり、信仰が与えられていても、たくさんの疑問があるのが私たちです。その後、ヨブ記を皆で分かち合いました。
 同志社の授業でヨブ記を学んだときのことを思い出しました。その時、教授がおっしゃった言葉が忘れられません。「ヨブ記のテーマは『神とのまことの出会い』です。良い人が良い生活をし、悪い人は悪い生活を送る。この因果応報を超えていこうとするのが聖書であり、神の愛なんですよね。」
 祈祷会に参加されていた一人の方が言いました。「ヨブは友人たちのことを赦し、その祝福のために祈った時、祝福されましたよね。」素晴らしい気付きです。聖書が言うように、義人は一人もいない。どんな人でも神のみ前では罪人。そのことに気づかせてくださった神に感謝し、そのために十字架が必要だったことを考えると、胸がいっぱいです。