156センチの視線

2月13日「変わらない姿」

 今、この原稿を打ち込んでいるのは、10日の木曜日朝7時45分です。歯の不具合が悪いために歯科医院に出かけ、試合後では原稿が間に合わない状況ですのでご了承ください。
 男子フィギアのショートプログラムでは,羽生結絃選手が氷上の穴に足をとられ4回転が1回転しかできず大きく減点されました。しかし、驚くべきことに、その後は動揺を引きずることなく、ノーミスで演技を終え、そればかりか最高の滑りを見せて演技を終えました。
 今一人は、ジャンプの高橋沙羅選手です。1回目のK点越えの見事なジャンプが規定違反(スーツ)ということで得点なし。それにもかかわらず、着替えての二回目のジャンプも見事なK点越えでした。メダルを逃しましたが見事でした。
 この二人に見られるのは、起きてくる事象に動揺しない強さ、与えられた状況で全力を投じる心の強さでした。それは、今日までの幾多の経験を通して培ってきた強く美しい心でもあります。
 事ある毎に落ち込み、頭を抱えてしまう自らの心の弱さを見つめることが出来ました。一流のアスリートから、いつも本番を生きることの何であるかを教えられました。問題の多いオリンピックに沢山のことを教えられています。さて結果は?