宣教

7月24日「荒れ野からのスタート」

イザヤ32:15~20
 「過去と他人は変えられない」というのが精神医学から出た結論で、一般的になっている考え方でしょう。どんな人が聞いても「なるほど」と納得できそうな内容です。しかし、聖書は言います。神の霊が降ると人は変化する、と。
 神は人をどのように変化させたいのでしょうか。それは、荒れ野が園に、園が森と見なされるような豊かさとして描かれています。荒れ野は死を、園から森は豊かさを象徴しています。キリストを信じる人々は「死から命に移っている」(ヨハネ5:24)と主イエスは告げています。神はあなたに死を与えたいのではなく、永遠の命を与えたい方です。
 さらに、神の国と神の義が満ちる場所には平安があり、森や町といったこの世の豊かさの象徴である価値観が揺らぐような時があったとしても、神の霊に満たされる人々は、普段と変わらず水辺に種を撒き、牛やろばを自由に放牧するというのです。「完全な愛は恐れを締め出す」(Iヨハネ4:18)からです。
 すべては荒れ野からはじまっています。あなたが問題と感じているところ、恐れを抱いていること、また、傲慢さが砕かれた時、そこが荒れ野です。神の霊はそこに降るのです。