宣教

8月7日「障壁を超えて」

マルコ2:1~12
 昨今、孤独や分断という言葉が社会の抱える問題点として指摘されています。主イエスの時代にも、分断と孤独の中で、生きづらさを抱えている方々が多く存在していました。中風の人もその一人でした。
 しかし、彼には、彼のことを愛する四人の男性がいました。この男性たちが中風の人とどのような関係かは語られていません。この四人の男性が中風の人を屋根から吊り降ろす姿は、主イエスにとって「信仰」の事柄でした。
 男性たちの行動は、私たちに信仰が問題を乗り越えていく鍵になることを教えてくれます。彼らが直面した問題とは何だったでしょう。中風の人は明確に罪人であり、町の外にいたことでしょう。その人を街中に連れてくるのです。そして、目的地には戸口に隙間もないほどの群衆です。さらに、屋根を剥がすという行動に出るのです。主イエスはこれを信仰というのです。
 「主のもとに行きさえすれば」これが彼らの信仰であり、モチベーションであり、最初で最後の賭けでした。
 人々は、その結果を見ながら言いました。「このようなことは、今まで見たことがない。」
 あなたにも見たことがないことが起こります。