156センチの視線

10月2日「抑圧からの解放」

 先週、東奥義塾の授業に行くと、生徒たちはいつも以上にはしゃいでいました。何かいいことでもあったんだろうかと疑うほどです。グループに分かれて話し合っているとき、聞いてみました。「楽しそうだけど、何か良いことでもあったの?」生徒たちは言いました。「明日から修学旅行なんです!」
 この生徒たちは、コロナの影響をもろに受けた年代で、中学の時は修学旅行が中止となり、高校に入ってからもあらゆる行事がなくなり、部活や学校生活で苦しい思いをしてきた方々なのです。笑顔の理由が分かった気がしました。
 今週から毎週の聖餐式が再開されます。私たちにも、いつも以上の喜びが与えられています。そんな素晴らしい祝福の時、神の家族として新たなチームメイトが加わりました。
 もちろん、これまでも私たちの共同体にとってなくてはならない存在でしたが、日本の教会に、そして私たちの共同体に、正式に属することになるのは、ご本人にとっても、私たちにとっても祝福の一歩となることでしょう。
 涙の谷を通るときもある。そんな人生の中で、共に歩んでくれる主と、主を信じる信仰の友がいることは、何という喜びでしょうか。