156センチの視線

10月23日「待つこと」

 会堂に86インチの大型モニターが設置されました。これまで、暗所で使うプロジェクターを用いて礼拝のための賛美や聖書をスライドで映していましたが、光が弱く、明るい会堂の窓にスクリーンを下ろして暗くしていました。それでも、見えやすくなったかといえば疑問でした。
 役員会では、以前からプロジェクターを新調することを決めていましたが、メーカーに問い合わせたり、会堂内の距離を測ったり、壁の形状を考慮したり、と様々な検討を重ねてきました。しかし、担当者の方に言わせれば、「プロジェクターは、どんなに高価なものを導入しても、明るいところでは限界がある。」とのことでした。そこで、壁に液晶を設置するのはどうだろうか、と導かれたのです。
 かなり高価な投資でしたが、同価格のプロジェクターでは決して得られないクリアーな映像を提供できるようになりました。プロジェクターを新調する、から始まって、紆余曲折を経て、本当に良かったと思います。すぐに高価なプロジェクターに手を出していたら、きっと後悔していたことでしょう。
 聖書は待つことをとても大事にしています。今回は、1年以上前から祈り、方々に声をかけ、導きを得ることができました。落ち着いて少しみ声を待ってみる。これが功を奏したようです。  牛山