156センチの視線

11月13日「御手の中」

 もう11月も第二週!余りの月日の速さに目が回ってしまいそうです。昼、ウトウトするからでしょうか、相変わらず眠れない日が続きます。そんな中、孔子の次の言葉が浮かんできてますます眠れなくなりました。そんな中、孔子の「子日く、吾十有五学にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順(したが)う、七十にして心の欲するところに従えども、矩(のり)を…」ガクッです。
 77歳にしてますます思い煩うことの多くなっている自分に出会っています。若いころはもっとスッキリしていたような想いがあります。認めたくありませんが悲しい現実です。
 考えてみると、日本や世界を見ても、様々な権力に絡む汚職や倫理的問題が、年長者に顕著であることに改めて気づかされます。いま改めて、自らの心の底を探る必要を感じています。「何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。」(箴言4:23)の御言葉を噛み締めています。
 大切なのは、「加えることではなく捨てること」であると思い至ります。「一進一退ならぬ、一進二退」する眠れぬ夜を、祈るために備えられた時間と受け止めることにしました。「どんな時も御手の中」、「八〇を前に祈りの砦を」と!  石川