宣教

1月15日「命のリレー・シャローム」

出エジプト1:22-2:10 エフェソ2:14-16
 2023年がスターして早くも半月、時の流れの速さに目がくらみます。いつの間にか、昨年と同じ流れに合流している自分に気づきます。
 そんな中にあっても、流れに抗して、「神の似姿」として、愛の神に向かって創造され、愛に生きる者とされていることを心に刻みたいものです。
自己実現の仮面に惑わされ、神の愛からの、逃走を繰り返してきた、人間の歴史的愚かしさから立ち返る時を与えられていることに感謝します。
 神様は、キリストによって「十字架を通し…敵意を滅ぼす」こととされました。「キリストはわたしたちの平和であります」とある通りです。「神はわたしたちの平和であります。…ご自分の肉において隔ての壁を取り壊し…」と。
 聖書を貫く、インマヌエルの流れに、今年も目を注いでまいりましょう。「平和」ヘブライ語の「シャローム」は、補填する、バランスを保つ、という意味があります。シャロームは最初から存在するものではなく、その前提にマイナスや欠如がある中から回復され、調和へ導かれるのです。ナイル川に捨てられたモーセが沢山の女性により守られていく、命のバトンのように。平和の種をまく私たちとして。この年、シャロームの命の隊列に感謝と賛美に!