宣教

5月14日「違いの祝福を生きる」

マラキ2:10   Iコリント12:27
 「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。」なんと真実に満ちた、教会の本質を現した言葉でしょうか!
 スペインの教会の祈りに、「愛そのものである神、どうぞ、わたしたちをその惨めな姿より解放してください。他者をいつも拒否してしまう狭量さから、他者をいつも非難する自己正当化から、他者の持っている良いものに目を閉じてしまう心の狭さから解放してください。どうぞ、わたしたちをそのような惨めな姿から解放し、愛することを、他者を識ことが出来ますように」があるそうです。
 人間の集まりゆえに、沢山の問題が教会にも生じます。しかし、教会の迫害者にしてテロリストであったパウロが書いた手紙を読む時、教会の真実の姿が浮き彫りになってきます。
 イエス様がおいでになったのは、裁くためではなく救いをもたらすためでした。「あなたがたはキリストの体」と宣言される時、わたしたちは、裁きではなく「愛」に、「一致」に導かれています。
 星野さんが、「造られたもので目的のないものはないという。価値のないものもないという。動かない指を見ながら、今日はそのことを思っていた」と。
それぞれがかけがえのない神の最高の作品なのです。