156センチの視線

9月8日「愛と優しさ」

 今月号の『信徒の友』特集は、「犬は笑うか」です。父は動物が嫌いなので、動物を飼ってもらえず、小さな小鳥で我慢していました。袋町の古い教会の祈祷会に迷い込んできた、生まれたばかりの子猫を、1年生の新子にねだられ飼うことになり、「マリア」と名付けました。それから5年後、南教会から福井に転任する上垣牧師から頼まれ「クロ」という5才になる犬を飼いました。クロも、マリアもとても長生きし、皆を慰めてくれました。その後、浪岡教会の竹迫牧師に乞われ、生後3ヶ月の仔犬「プル」を飼いました。従順で皆に愛嬌を振りまく可愛いい犬で、やはり長生きをしました。
浪岡に移住した時、もう犬や猫は飼わないと思っていたら、八幡宮の阿部さんから、サラを頼まれ、美祈子のこけしの師匠から、マルコを頼まれ、再びニャンチャンとワンチャンに慰められ励まされ、喜びを分かち合い8年の月日が。そればかりでなく、良き伝道の働きまで担ってくれ、感謝の言葉もありません。
今は、サラとマルコのいない生活は考えられません。サラもマルコも偉大な教師です。特にサラは、叱られたり、叩かれたりしての一年間だったようで、今なお、傘などの棒状のものに反応して、体を硬直させます。二匹と共に生活する中で、愛すること、優しくすることを学んでいます。 石川