宣教

11月17日「いつまでも期待する」

Iコリント12:31b~13:7
 パウロは「すべては愛から始まること」、愛の内に生きることが大切だと語っていきます。パウロは、彼の「愛」の実感をこの手紙で語り始めます。元々キリスト者を迫害する者だった彼を、神様は長い間忍耐をして時を持っておられた。だから彼は愛を語る上で一番最初に「愛は忍耐強い、愛は情け深い」という言葉を語りました。同じように神様に背くことしか知らずに生きてきた私たちを、神様は受け入れてくださりました。長い時間かけて、立ち帰る最も良い時まで忍耐して待っていました。
救われたということは、本当に、愛されたということです。愛の道は、パウロの言う最も優れた道です。かつて何もしらなかったわたしたちは、神様に実際に愛されて初めて愛を知りました。
この愛の道はただ好きな人と歩む道ではありません。なんなんだこの人は、と思う人と歩むことのほうが、実際は多い。神様の御業を待ち望みつつ「すべてを期待し信じること」が、隣人を愛することの秘訣です。共に歩む隣人に対して、神様はこれから先一体何を見せてくださるのかと期待すること。そのような新しい忍耐によって、信じ、望み、隣人と一歩一歩共に歩むのが、「愛の道」です。この道を歩むには、イエス様と共に、そして隣人と共に歩む必要があります。神様を信じ、喜びの忍耐を持って、愛の道を歩む。それを今、愛をもって神様はわたしたちにいつまでも期待しておられます。