宣教

12月15日「闇の中の光」

イザヤ9:1~6
 闇の中に光が輝いた。主イエスの生誕まで何百年も前の預言です。この御言葉も、まさに闇の中を歩む人々に与えられたものでした。
 主に仕え、教会に仕えて長い年月が過ぎましたが、今まで一度たりとも「幸せなので教会に来ました。」という方に会ったことがありません。もちろん、私自身も幸せの中で神を、救いを求めたわけではありません。まさに暗黒の真っ只中で、救いを求めて叫んだのです。「教会の方々が言うように、聖書が伝えるように、本当にあなたが救い主なら、俺の人生を何とかしてください!」それが、生まれて初めて心から神に祈った言葉でした。そして、主は約束通り、救いを与えてくださいました。
 そのように、この方を求め、救いを願い、その素晴らしい恵みを知って解放された方々によって、今年も本当のクリスマスが祝われます。祝いなさい、と命じられたからではありません。祝いたくて仕方がないから祝うのです。
 人々から嫌悪され、迫害もされ、その中で救い主が来ることを信じて伝え続けてきた預言者たちが、どれほど見たかった景色でしょうか。本当に救い主が来たこと、その救いは預言の通りだったこと。しかも、意味不明だった傷つく救い主の姿さえ、十字架によって明らかにされました。
 伝えるのをやめろと言われても伝え、賛美するなと言われても賛美し、祝うことを禁じられても祝い続けた人たち。あなたもその一人となるのです。