宣教

12月29日「チームに働く神の力」

 マタイ2:13~15
 主イエスは神の御子として、神と等しい方でありながら、赤子の姿をもってこの地上に来られました。生まれた瞬間から話し始めたり、御言葉を解き明かしたり、立って歩くようなスーパーマンではありません。食べ物をこぼし、泣きじゃくってお腹が空いたのを教えたり、私たちと同様に人の助けが必要な状態で来られたのです。これは何を示しておられるのでしょうか。
 もちろん、主はそんなことをせずとも良かったのです。お一人で現れ、お一人で歩まれ、お一人で教会を建て上げれば良かったのに、そうされませんでした。ヨセフとマリアというチームに、弟子たちというチームに、マルタとマリア、ラザロというチームに、そして、今は私たち教会というチームにご自身の偉大なご計画の一端を担わせる形でご栄光を現そうとされています。
 天地創造のみわざの中に、人を創造された記事があります。そこで主はご自身のことを「我々」とおっしゃっています。父なる神、子なるキリスト、弁護者としての聖霊。神はもともと三位一体というチームだったのです。そして、人はその神の似姿にデザインされました。
 主は人とやりたいのです。それも、チームとして人が関わることを好まれるようです。教会が神の家族としてチーム力が高まってきた今、主の栄光が現されているのは偶然ではありません。これは神の国のれっきとした法則なのです。