宣教
1月19日「あなたのために」
マタイ6:25~34
主イエスのもとに集まったのは、日々の生活に困窮している人がほとんどでした。そのような生活の中では、衣食住や経済に頭が占領されてしまうのも無理ありません。きっと、集まった人々も、その生活がより豊かになること、その解決を求めて、主のもとにやってきたのでしょう。実際、主は大勢の人々を癒やし、悪霊を追い出し、問題を解決していました。
そんな人々を前に、主は食べ物と衣服という例をあげて、命と体の重要性を教えられました。そこで、人々に注目するようにおっしゃった対象が、鳥と花でした。私たちは食事や衣服を作り出すことはできますが、それを生み出すことはできません。鳥を料理し、花を飾ることはできますが、鳥を養い、花を創造された方は誰なのか。そして、その方は私たち人間をどのように愛しておられるのか。そこに注目するように、人々を導かれたのです。
神の国と神の義。簡単に言うならば、神の国とは神の御言葉の約束、法則のことです。神の義とは、神の計画のことです。アブラハムは神の約束を信じて旅立ち、年老いて赤子を授かるという神の国と神の義を経験しました。しかし、星の数ほど増えるという子孫を目にすることはありませんでした。聖書は、彼のような信仰者が、目に見えない神の約束を信じて歩んだことを取り上げ、地上では寄留者であることを信じた群れだと言っています。
あなたは何を第一にしているでしょうか。十字架の主はあなたの第一になりたい方です。