156センチの視線

「信仰の一歩」

浪岡伝道所の新しい土地建物の契約が済みました。感謝の言葉もありません。もう、後戻りできません。ただ、信じて歩むのみです。
 妻の決断があり、浪岡への移住を考えた時、何よりも先に考えなければならなかったことは、現在地では生活ができないという現実でした。
 そんな中、現在地に会堂を建築することを考えました。手許にそのための資金は、当然のこと1円もありませんでした。すべてには始まりがあります。しなければ何も始まりません。
 15年ほど前になるでしょうか。弘前西教会の現会堂の幻を、松丘聖生会に奉仕で出かけた時話したら、「先生、セバ、おらだじ最初にそのために献金するはで!」と神子沢さんご夫妻が献金してくれました。それが具体的な新会堂の計画の始まりとなりました。
 今回、妻との会話の中でそのことを思い出しました。「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行なわせておられるのは神であるからです。何事も、不平や理屈を言わずに行ないなさい〜」(フィリピ2:13〜)の御言葉に促され、小さなへそくりを「浪岡会堂献金」の口座を作り振込みました。それが具体的な今回の会堂計画の出来事の始まりとなりました。何よりもまず、信仰の一歩を踏み出すことの大切さを改めて噛みしめています。「わたしの時は、あなたの御手の中にあります」(詩編31:15)感謝が溢れます。