宣教

6月12日「祝福を生きる教会」

 イザヤ43:19 使徒11:19~26
 新約聖書には、二つの主だった教会が出てきます。エルサレム教会とアンティオキアの教会です。エルサレム教会には、ゲッセマネの園やゴルゴタ、主イエスの墓、主イエスの兄弟ヤコブやペトロ、ヨハネ等の指導者たちがいましたが、主の昇天後25年ほどで衰退しました。一方、アンティオケの教会は有名な人物も場所もありませんでしたが豊かに成長し、初代教会発展の基地となりました。なぜでしょうか。それには4つの理由が考えられます。
 (1)アンティオケの教会は伝道する教会であった。 (2)アンティオケの教会は、全ての人を受け入れる教会であった。(3)アンティオケの教会は働くことを奨励する教会であった。(4)アンティオケの教会は、惜しみなく献げる教会でした。このことは、今日の教会が今一度、しっかりと心に刻みつつ学び、前進しなくてはなりません。        
 エルサレム教会に援助を送ったのもアンティオケの教会でした。豊かさとは量の多さではありません。分かち合うことのできる信仰です。「主イエスご自身が、『受けるよりは与えるほうが幸いです』と言われた言葉を思い出す」―使徒20:35-ことです。