宣教

4月16日「生ける神に出会う」

 ヨハネ20:11−18
 イエス・キリストが復活して、まず姿を現したのは、愛する弟子たちではなく、信仰も理解も乏しい女性、マグダラのマリアの前でした。
 愛する主イエスの遺体が消えた墓を前に、泣きながら立ち尽くす彼女には、天使の言葉も虚しく、心に届きませんでした。また、主ご自身の姿も、彼女の思い込みと執着によって、見えるものも見えないものになってしまったのです。マリアの興味は「主の遺体」でした。しかし、復活の主は遺体ではなく、生きておられるのです。
 主が生きて御声を発しておられることに耳を傾けたマリアは、復活の主に出会いました。そして、彼女は泣きながら立ち尽くす人から、主の命令を実行する人へと変えられていきました。一瞬で変わったのです。
 私たちが生ける復活の主に出会い、マリアのように「わたしは主を見ました」と言えるようになるためには、生きておられる主の御言葉に耳を傾け、命じられたことを行うことだと聖書は教えています。そうすれば、私たちは目に見えない神を目で見るように体験することができるはずです。
 主は復活されました。今、あなたの目に前にいます。