宣教

4月30日「冒険への招待」

マタイ14:22〜33
 主イエスは弟子たちに強いて舟に乗せ、向こう岸へ行かせました。やがて舟は、激しい嵐に見舞われ、弟子たちは悩まされていました。そこに、主が湖の上を歩いてやってきたのです。このことが教えていることは一体何でしょうか?
 私たちは人生が安全であればいいと思っている反面、心のどこかに危険を冒してチャレンジしたい意欲に満ちています。私たちにもともと備わっている、こうしたチャレンジする意欲では、それを妨げているものは何でしょうか?それは舟だと聖書は語ります。
 人生の中で、人は舟に乗り込みます。舟の中が安全だと教え込まれ、そうだと信じ、嵐の中で舟の縁を握りしめて嵐の終わりを待つのです。しかし、この世の嵐は止むことはありません。そこに、主が来られる時、ある人はそれが神であると感じ、主の命じられたままに行動し、足を舟の外に出していきます。
 舟の中で嵐の終わるのを待つ人生か、舟の外に踏み出て、そこで神の出来事に出会うか。私たちに与えられた選択肢は二つです。舟の中も外も、同じ嵐の中です。主の招きに従った人の人生は、冒険に満ちた神との出会いの連続となることでしょう。