宣教

6月18日「神様がくれたもの」

 使徒言行録20:35
 主イエスが語り、実践していった言葉として、使徒たちに受け継がれ、今もなおこの世界の原則になっている神の法則があります。それが、「受けるよりも、与えるほうが幸いである。」という言葉です。
 今日の絵本「せかいでいちばんつよい国」には、軍備を強化し、他国から奪うことで豊かになり、その考え方で世界を統一しようとした大統領の姿が描かれています。ところが、世界統一目前で、一番小さな国に攻め入ったところ、そこには軍隊がなく、手厚く歓迎され、兵士たちはその国の人々の生き方の中に本当の幸せを見つけていくのです。大統領も例外ではありませんでした。
 主の約束された神の国は、まさにこの小さな国の姿ではないでしょうか。主はご自身にて期待する人々でさえ、受け入れ、愛しました。その愛の現れである十字架によって、人々は主にすべてを献げようと思うほどに、変えられていったのです。それこそが、神の創造された本当の幸せだったのです。
 命さえも与えていった主は、受けてばかりいることの悲惨さを知っていました。そして、与えられることの誇り高さをもご存知だったのです。