宣教

2月18日「永遠の解決」

ヨハネ14:6〜7
 わたしたちはどこから来て、どこにいて、どこに行こうとしているのか。これは人類の永遠のテーマです。その答えを求めて、人はあらゆる領域へと乗り出し、深め、拡げ、獲得してきました。素晴らしい発見の数々は、私たちの生活を激変させるものさえありました。ところが、世界は未だに混迷を極め、はるか昔に聖書が向き合っていた現実と何ら変わっていないのです。その現実とは、人の罪の問題です。
 罪の問題を、誤り、過失、思慮不足といった言葉に置き換えてみても、たましいの問題そのものは解決せず、未だに手付かずのままです。その結果として、この世界には、死をはじめとした絶望が渦巻いているのです。その絶望の根は、はじめの人アダムとエバの子アベルの死から変わることがありません。あまりにも長く続いてきた悲しみは、人に「死は当たり前」だという感覚すら植え付けてきました。それこそが、偽りなのです。
 主イエスは、ご自身を真理であり、いのち輝く道であって、その道を通らなければ人は救われないと、人々に教えました。それこそ、人類が血眼になって探し求めてきた、永遠のテーマに対する答えだったのです。その答えを握っている私たちは、たとえ嵐の中であっても平和を保つことができるのです。