宣教

5月13日「人は何者なのでしょう」遠藤一則 牧師        

 詩篇8:3〜9
 日本人は人のことを気にする、とよく言われます。そのこと自体は悪いことではありません。社会で円滑な生活を営むためには必要なことであり、役に立つことでもあります。しかし、それが高じると自分の考えを横において、人に合わせることがくせのようになり、考えることをやめてしまうことにもなりがちです。どうすれば、そのバランスをとることができるのでしょうか。人を無視せず、かといって気にしすぎもせず、軽やかに人生を生きていく方法があるのでしょうか。
 本屋さんには、「人と良いコミュニケーションをとる方法」「好感度アップの秘訣」「悩みを減らす思考法」等々、さまざまな知識があふれていますが、これらは処世術であり、時々の相手や時代によって変化します。自分という人間を支える土台、それに通じる真理は一体何でしょうか。今日は聖書からそれを発見していきましょう。
 キーワードは「たかが人間、されど人間」です。