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9月16日「奇跡の積み重ね」

火曜日、いつもは15時過ぎに帰ってくる娘が、いつまでたっても帰ってきません。30分すぎ、一時間が過ぎようかという時、妻は近所の酒屋さんに走り、いつも一緒に下校してくる子どもたちが通ったかどうかを確認しました。すると、「15時前に通った」ということで、事情を説明して息子を預かってもらい、今度は学校へと向かったのです。
 話を聞いた私は、教会に来ていた方々に一緒に祈ってくれるようにお願いし、自分は外に出ていきました。あたりを見回しながら、自分にできることは何もないことを知って、無力感と不安で押しつぶされそうでした。家に戻り、ただ祈ることを続けていました。
 しばらくすると、妻から電話が。「かえなちゃんは図書室にいて、『ウォーリーをさがせ』で遊んでた。」というのです。その瞬間、力が抜けました。
 どうやら、妻が図書室にボランティアに行く日を担任の先生が間違って覚えていたらしく、「図書室で待ってたら?」と娘に聞いたそうです。そんなこんなで、誘拐されたり、子どもを奪われた方々の気持ちがほんの少しだけわかった気がしました。そして、子どもと暮らす日々が、単なる日常ではなく、奇跡の積み重ねだということを実感できました。主は肉の家族、神の家族の大切さを教えたかったのでしょうね。